中高年の転職・再就職の心得・求人探し

再就職の辛さ

それまで無難に会社員人生を送ってきていたのに、突如クビになり、明日からの仕事に途方に暮れた挙句、新たな職場でも方向性を見失い、ストレスうつになってしまった。

 

再就職というのは、一般の人々にとっては、とてもたいへんなものです。カンタンに新聞記事などを読んでいると、大したこともなさそうですが、これが結構たいへんで深刻なのです。

 

まして、うつという病気になってしまえば、どんどん放っておくととんでもないことになってしまったりします。しかし、新興宗教や会員制度ビジネスなどは、これらの人間の盲点、弱点、弱みに付け込んだ商売ですから、さらに一人暮らしの方などは特に注意が必要ではあるのです。

 

再就職なんて誰だってしたくなんかありませんね。まぁ余程前社に恨みがあってなどというような人は別かもしれませんが、普通は経験しないし、経験しなくてもいいと考えられています。

 

ですが、こうも不況が続き、人の消費欲が制御されてきたりすると、人は本質を忘れ、もうどうでもいいやというような気分に誰でも陥ると思いませんか?捉え方では幸い、そこに目を付けて忍び込んでくるような人もいるようです。本当に油断のならないというか、いつまでも延々と終わりのない、一種の現代社会が抱えてしまった社会的病気の一種です。

 

企業側の責任などと言ったところで、現実問題としては、労使関係でありますから、どうこうあがいたって、もうどうにもなるものでもありません。強い者が勝ってしまう世の中なのですから。


面倒くささの壁

転職活動はとてもたいへんなことのように思えます。応募先を探す、応募書類を作成する、面接を受ける…。仕事をしながらそれらをこなさなければならないのですから、充分な時間があるはずはありません。しかも転職するということは、周囲の人にはなかなかオープンに相談しづらいものです。

 

だから誰にも話せない状況で一人で考えなければならないことも多く、また「隠す」ということでココロのストレスも生まれてしまうことでしょう。そして、そうやって苦労して準備して、書類を出したり、面接を受けたりしても、うまくいくとは限りません。おカネを積んで思い通りになるわけでもありません。断ったり断られたりしながら、会社との最適な出会いを実現していかなければなりません。

 

はっきり言って、あなたが面倒くさいと思うのは当たり前です。

 

この面倒くささが、「転職したいなぁ」となんとなく思っている人にとって、第一歩を踏み出す大きな壁となります。また、活動を始めたけれども、あまりうまくいかず、早々にこの「面倒くささの壁」にぶち当たり、「もういいや」とすぐにあきらめてしまうケースも、とても多いだろうと思います。

 

転職活動を進める上で、避けては通れない面接や筆記試験…。理由も分からず落ちて、自分ひとりで悩み、転職活動自体が面倒になってしまう。そんな風に、せっかくの機会を逃して欲しくない。少しでもアナタの力になりたい。そんな風に思いながら書いていきたいと感じています。

「経験と知識」は必要か

「中途採用は即戦力採用!」誰もがそう思っています。この表現は、確かに間違いではありません。しかしみなさん、「即戦力」の意味を正しく理解されているのでしょうか?

 

またそもそも、「即戦力」とは何なのでしょうか?

 

これから転職しようとする多くの方からは「すぐに戦力となれるだけの経験や知識があること」という答えが返ってきます。この答えは、ある種実は間違いです。

 

かつて、私が日本で有数の総合商社の若手人事マンを取材したとき、その会社の採用ご担当者様はこう語りました。「中途なので若手でも即戦力になれる人物を求めるが、専門知識は問わない」、「例えば、今の金融の世界では、今日持っている知識は明日には何の意味もなくなってしまう。それどころか、かえって昔の経験が邪魔になることすらある、そのくらいのスピード感で変化し続けている。だからいま保有している経験や知識はさほど重視しない、そんな状況の中でも適応できる人が欲しい」

 

即戦力なのに専門知識は問わない。経験や知識が日々陳腐化していく状況下での変化対応能力を求める…。そんな内情が現実なのかもしれませんね。

 

企業が求める即戦力とは、「いまどんな経験や知識を持っているか」ではないのです。

 

それよりも、「これまでどうやって学んできたか」という「学習意欲や学習姿勢」と、「頭の中の知識を実際に行動として顕在化できるか」という実行力なのではないでしょうか? “キャリア不足”というのは建前で、本当の理由が別にあることが分かるのです。